2008年2月24日日曜日

トミー・フラナガンの足跡を辿る

高校生の時から、趣味でJazzを聴いています。ライヴにもよく
行きます。Jazzを聴くことを趣味にしている人というのは、な
かなか多くないと思うのですが、幸いなことに、僕の回りには、
昔からJazz好きな方がいて、会社の仲間と、ここ数年、毎年一
回、「澤野工房」というJazzレーベルが主催する「アトリエ澤
野コンサート」に出掛けています。

高校生の時に、トミー・フラナガン(Tommy Flanagan)の
「エクリプソ(Eclypso)」を聴いてJazzが好きになったことも
あり、ずっとトミー・フラナガンのアルバムを収集しているの
ですが、収集の際に参考にしているのが、トミー・フラナガン
の唯一の弟子であると言われる、Jazzピアニストの「寺井尚之
が書いた、「トミー・フラナガンの足跡を辿る」という本です。

この本は、寺井氏が自分のお店で行っている、「ジャズ講座」
の内容をまとめたもので、トミー・フラナガンが参加した全て
のアルバムを、年代順に解説した内容になっています。

トミー・フラナガンの唯一の弟子が、日本人であること自体が
奇跡のようなものだと僕なんかは思うのですが、その弟子自ら
が、トミー・フラナガンが参加したアルバムの全てを解説して
いることも、これまた何とも幸運なことだと思います。


Vol.1          Vol.2
 

Vol.3          Vol.4
 


一人のJazzプレーヤーと、その参加アルバムをここまで詳しく
記した書籍というのも珍しいのではないでしょうか。書籍とい
うより、ここまでくると資料と言った方がいいかもしれません。
とにかくJazz好き、トミー・フラナガン好きには間違いなくオ
ススメの書籍です。

Vol.2からは、巻末に「ディスコグラフィー」が付いて、アルバ
ム(ジャケット)の写真や、参加ミュージシャンなどが記載さ
れるようになっていますので、僕のようにアルバムを揃えたい
という人には、打って付けです。

 

0 件のコメント: