行きます。Jazzを聴くことを趣味にしている人というのは、な
かなか多くないと思うのですが、幸いなことに、僕の回りには、
昔からJazz好きな方がいて、会社の仲間と、ここ数年、毎年一
回、「澤野工房」というJazzレーベルが主催する「アトリエ澤
野コンサート」に出掛けています。
高校生の時に、トミー・フラナガン(Tommy Flanagan)の
「エクリプソ(Eclypso)」を聴いてJazzが好きになったことも
あり、ずっとトミー・フラナガンのアルバムを収集しているの
ですが、収集の際に参考にしているのが、トミー・フラナガン
の唯一の弟子であると言われる、Jazzピアニストの「寺井尚之」
が書いた、「トミー・フラナガンの足跡を辿る」という本です。
この本は、寺井氏が自分のお店で行っている、「ジャズ講座」
の内容をまとめたもので、トミー・フラナガンが参加した全て
のアルバムを、年代順に解説した内容になっています。
トミー・フラナガンの唯一の弟子が、日本人であること自体が
奇跡のようなものだと僕なんかは思うのですが、その弟子自ら
が、トミー・フラナガンが参加したアルバムの全てを解説して
いることも、これまた何とも幸運なことだと思います。
Vol.1 Vol.2


Vol.3 Vol.4


一人のJazzプレーヤーと、その参加アルバムをここまで詳しく
記した書籍というのも珍しいのではないでしょうか。書籍とい
うより、ここまでくると資料と言った方がいいかもしれません。
とにかくJazz好き、トミー・フラナガン好きには間違いなくオ
ススメの書籍です。
Vol.2からは、巻末に「ディスコグラフィー」が付いて、アルバ
ム(ジャケット)の写真や、参加ミュージシャンなどが記載さ
れるようになっていますので、僕のようにアルバムを揃えたい
という人には、打って付けです。
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